打撃成績が低空飛行しているキャプラーが19日からバットを変えていたようです。
Infoseek『清原、バットマンに変身…本塁打王争い単独トップに(夕刊フジ)』より
http://sports.www.infoseek.co.jp/baseball/npb/news/21fuji53950/
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 巨人・清原が、本塁打王争い独走の7発を荒稼ぎ。この異変に、他の一流プレーヤーが、清原が今年から使用している“魔法のバット”に注目し始めた。メーカーに注文が殺到し、既に超品薄状態。「金は払うから売ってくれ」と熱望する選手が続出して、キヨハラ・バット争奪戦となっている。

 20日の阪神戦で2発を放ち、通算500号にあと1本。セ・リーグ本塁打王争い単独トップとなった。堀内監督も「キングは夢じゃないぞ」とボルテージが上がるほどだ。

 清身は「昨年との違い? 普通に考えたら、わかることやけど…。毎日試合に出ていることじゃないですか」と凄みをきかせつつ吐露するが、それだけでプロ20年目の大変身は説明し切れない。

 清原は、昨年までバットに関して国内メーカーM社と結んでいた契約を解除し、今季から、ボンズ、シェフィールド(ヤンキース)らメジャーリーガー約140人が使用している、こうもりマークが目印の「サムバット」に乗り換えた。

 これもボンズの物まねと思いきや、清原は「ハジキが違う」と、真顔でチームメートにそう漏らしているとか。

 サムバットのメーカー担当者は、「うちのバットは、良質のメープル(かえで)を厳選しているため、これ以上の需要にはこたえ切れないのが実情です。無料提供ではなく、ちゃんと買っていただいていますし、誰かの紹介がないとお売りしていません。また、いま注文をいただいても、手元に届くまで3か月かかるかもしれない−と念を押しています」と舞台裏を説明した。

 各球団のレギュラー級選手ともなれば、広告効果から、同一メーカーの製品をシーズン中使い続けることを条件に、契約金を受け取っている。契約金は、松井秀喜のように全野球用具を1社のもので揃えた場合、1億円前後にのぼるケースも。

 そんな中、サムバットが契約金を払っている選手は、日本球界にはゼロ。無料提供も清原、新庄、メジャー時代から愛用しているセギノール(日本ハム)の3人だけだ。他は自腹を切り(値段は非公開。市販用は1万8900円)で購入することになるというのだから、強気の商売に映る。加えて“一見さんはお断り”で、既に使用している選手などの紹介が必要というのだから、会員制(?)バットだ。

 現在、サムバットを購入した選手は約20人。他のメーカーとの契約があるため、今季中に試合で使うことは難しいが、松中(ソフトバンク)は、既存の契約を解除してまでサムバットを使用し始めた。

 19日には、清原の紹介を受けてオープン戦序盤に発注した高橋由へ1ダースが届けられた。同じ19日から試合で使い始めたのが、新外国人キャプラー。これまではローズのバットを借りて打ち、打率がリーグワーストの1割そこそことスタメン落ちの危機だったが、バットを替えた途端、4打数1安打、続くこの20日は三塁打と3号ソロを連発−と復調の兆しだ。

 今季から低反発の“飛ばないボール”が使用されていますが、これはメジャー使用球に近い。「メジャーで大きなシェアを誇るうちのバットは、飛ばないボールを弾き返すのに適しているのかも」と担当者。なるほど、こうもり印といえば、バットマンを連想させる。清原が打てば打つほど、波紋は広がりそうだ。

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 大リーグでは知名度のあるらしい「サムバット」というメーカーのバットです。真偽は確かめようがありませんが、使っている清原によれば良いバットの模様です。

 バットを変えてからのキャプラーの成績は8打数3安打(1本塁打)。本当に効き目があるのかどうか、これからの打撃に注目したいと思います。