今季はプロ野球における横手・下手投げ投手の地位に変化があるかもしれません。

 というのも,今季から投手板の使い方のルールが変わったからです。今までは,投手は軸足を投手板からはみ出して投げることができませんでした。しかし,今季から投手板における軸足の置き場所が無制限になりました。つまり,軸足が投手板に触れてさえすればよく,投手板からはみ出して投げることが可能になったのです(アマでは従来のまま)。

 これにより投手は投げる位置を横方向により広くとることができ,ボールに横の角度を付けることができるようになります。横手・下手投げ投手がこれを巧く使えればボールの角度という武器により磨きをかけることができるようになります。

 こんな中,ジャイアンツにも会田という下手投げ投手が出てきました。あまり変則的な投手がいないジャイアンツ投手陣で良いアクセントになるかもしれません。また,個性のある投手というのは観ているだけでも楽しいですから,戦力以外の部分でもプラスアルファになりそうです。

 また横手投げといえば,久保が挑戦をしていたのですがやめてしまいました。残念です。ジャイアンツの横手投げといえばなんといっても平成の大投手斎藤雅ですが,久保は奇しくも斎藤雅と同じ背番号11。ジャイアンツの背番号11は横手投げの名投手という歴史を作ってくれるかもと期待しましたがかないませんでした。かえすがえすも残念です。

○サブマリン会田が開幕ローテ急浮上(スポーツ報知)
○久保サイドスローやめた