ラミレスは守備に対してどうしてあんなにやる気がないのでしょうか。前々からわからないです。ラミレスは,打撃やファンサービスにはあれほどやる気があり,野球に対する姿勢は真摯なはずです。それにもかかわらず,野球を構成する主要な要素である守備については,あきらかにやる気がありません。へたくそとは違います。ラミレスの守備が下手なのは仕方がありません。全くその点は期待していません。しかし,ラミレスの守備は下手なだけではなく,明らかにやる気がないです。あの動きを見ればほとんどの人がそう思うでしょう。ラミレスは脚がそれほど早くありませんが,走塁に関しては一生懸命やっているのが分かります。それに対して,守備のときにボールを追いかけるスピードは明らかにベースランニングの
スピードよりも遅いです。非常に緩慢です。なぜ,ベースランニングと同じように一生懸命走らないのでしょうか。ラミレスの野球に対する真摯な姿勢からすると考えられません。下記の記事ではラミレスは「全力でプレーした」と言っていますが信じられません。誰かラミレスに本音を聞いて欲しいところです。一体ラミレスにどんな事情があるのでしょうか。

 なお,私は野球選手としてのラミレスを非常に尊敬しています。すばらしい成績を残した記録的な選手です。そんな選手だからこそ,守備について上記のような疑問をよけいに強く覚えてしまうのです。
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http://hochi.yomiuri.co.jp/giants/news/20110919-OHT1T00231.htm
内海、今季ワースト6失点…味方の守備に足引っ張られた

 ◆巨人3―8中日(19日・東京ドーム) エース内海が、味方に足を引っ張られ、今季、自己最多の6失点で5回途中にKOされた。初回、寺内の失策などでピンチを招いて2点を失うと、3回には森野に2ランを被弾。4回にはラミレスの緩慢なプレーで、左前安打の平田に二塁を奪われ、手痛い5点目を許した。前日から3番を任された坂本が初回の15号など2安打したが、勝利には直結せず、2カード連続の負け越し。貯金は1に減って、2位・中日とのゲーム差も2・5に広がった。

 一瞬、何が起きたか分からなかった。内海は腰に手を当てたまま、マウンド上で固まった。初回、1点を失い、なお2死三塁。谷繁の飛球は左翼へ上がった。目測を誤った左翼のラミレスはいったん下がったが、そこから猛然と前進。結局、ショートバウンドで捕球するのが精いっぱいで安打にしてしまった。主導権を相手に渡す2点目を、思わぬ形で与えた。

 ただ、腹を立てたのは自身へのふがいなさだった。「野手のミスをカバーするのが投手の仕事」と常に口にする左腕だが、上体に頼った投球で、球が浮いたこの日は勝手が違った。初回無死一塁から、打球を処理した三塁手・寺内が二塁へ悪送球するなど、2つのミスが絡んで2失点。3回には森野に2ランを被弾。4回にも平田の左前安打をまたもラミレスがはじいて二塁まで進ませる。犠打の後、大島に簡単に左前適時打を許した。丁寧に低めに球を集めるいつもの姿は鳴りを潜めた。

 今季最短タイの4回1/3で、今季最多6失点(自責3)KOを食らい、自己最多の15勝目はお預け。防御率も1・66となり、リーグトップの座を中日・吉見に明け渡した。「全体的にバランスが良くなかったので、ああいうミスの後に粘れませんでした」と責任を負った。最近では疲労から下半身が粘れず、フォームのバランス調整に苦心。「疲れも多少ありますが、さらに下半身をしっかり鍛えないと」。この日も練習前に早出で走り込みを行ったが、結果はついてこなかった。原監督は「ラミレスもそうだし、最初の寺内もそう。守備の乱れから点を取られたのが敗因。今日は内海の足を引っ張りましたね」とエースをかばった。

 失点に直結した守備にR砲も「内海の失点につなげてしまった。全力でプレーしたが、自分のミスです」と言い訳はしなかった。ただ、失点に直結したR砲の守備は言わば“想定内”。「ラミレスに長野、(鈴木)タカヒロのような守備力を求めても仕方ない。それよりも、早く打撃の状態を上げてもらいたい」と岡崎ヘッドコーチ。求めるのは難を補って余りある打力。2戦連続で6番に座ったこの日は、6回1死一、三塁で遊ゴロ併殺打に倒れるなど3打数無安打。そのまま7回の守備から退いた。守れない、打てないでは最強助っ人と言えども、居場所は保証されない。

 チームは2カード連続の負け越しで、2位・中日とは2・5ゲーム差に開いた。「しかし、ベストを尽くしたわけですからどうこう言ってもね」と指揮官は顔を上げた。ここまで来たら、前を向いて戦い続けるしかない。
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