ヤクルトとのクライマックスシリーズファーストステージ第2戦は,6−2の快勝でした。

 チームの勝利の最大の要因は内海の活躍ですが,個人的には由伸・谷の活躍が嬉しかったです。

 由伸は左投手の石川が先発だったためスタメン落ちでしたが,9回表2死フルベースから代打で出場し,走者一掃のツーベースタイムリー。鈴木尚広のところで代打かなと思っていたところ出てこなかったので今日は出番なしかと思っていました。ところが,亀井のところで代打。ちょっと意外でした。クライマックスシリーズという雰囲気や流れを大事にしたのかなあと思いました。おそらくシーズン中ならばない采配でしょうか。

 由伸はその采配に良くこたえたと思います。林は制球が定まっておらず,四球の後の初球も大きく外れました。ここでまず頭に浮かんだのは押し出しで,由伸の集中力が削がれないかなあと心配になりましたが,ファーストストライクを見逃さずに捉えました。この集中力はさすがだなあと感心します。打った瞬間にヒットだと思いましたが,思った以上にライト上田が右中間に寄っていて,ダイビングキャッチを試みたときにはひやっとしました。打球を見守る原監督も心配そうに打球を追っていてちょっとほほえましかったです。

 谷は2点目のきっかけとなるツーベースと畠山の打球のスライディングキャッチ。畠山がヒットになっていれば同点に追いつかれる場面でしたから非常に貴重なプレーでした。シーズン終盤からの活躍が光り,さすがベテランで力の入れ方が分かっているなあと思う反面,1年通してこれぐらい活躍してくれると嬉しいなあと欲張る気持ちもあります。

 ぜひもう一つ勝って,名古屋に行って欲しいです。