交流戦明けの対中日戦からの復帰を見送った高橋由伸は,イースタンでの試合に出ています。22日の対ヤクルト戦では,ホームランも放ちました。かなり大きい当たりだったようです。1塁ランナーとしての3塁への走塁や犠飛でのホームへのタッチアップなど,走塁の機会もあったようです。順調そうで期待が持てます。

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・スポーツ報知
由伸、イースタンで特大弾出た!1軍復帰みんな待ってる
http://hochi.yomiuri.co.jp/giants/news/20130623-OHT1T00007.htm

◆イースタン ヤクルト1―4巨人(22日・戸田)

 2軍調整中の高橋由に負傷後初の本塁打が飛び出した。

 打った瞬間に入ったと分かる、高橋由らしい完璧な当たりだった。

 6回1死で迎えた第3打席。ヤクルト・藤田の真ん中高めの直球を振り抜いた。「あのスイングは良かったと思う。慣れるには、やっぱり打席に立たないと…」。本人も納得の打球は、美しい放物線を描いて右翼の防護ネット中段へ。久しぶりの感覚をかみ締めるように、ゆっくりとダイヤモンドを回った。

 プロ16年目にして「初めて来た」というヤクルトの2軍本拠地、戸田球場。2回先頭の第1打席で右前安打を放つと、続く中井が左中間を破る二塁打。一塁から必死の形相で三塁へ激走した。

 「ちょうどいいケースになってくれた。ああいうのがないと(患部の左ふくらはぎの状態を)確認できないからね」。そして坂口の右犠飛で生還。「怖々なところもあった」と言うように、まだ全力疾走からはほど遠い。それでも「走れたわけだから、よしとしないと」と現在地を知る絶好の機会となった。

 18、19日と1軍練習に参加。当初は21日の中日戦(前橋)から1軍昇格の予定だったが、「試合勘やコンディションどうこうよりも、ゲームに出てみないと(患部の状態が)分からないこともある」と自ら昇格の見送りを申し出た。打撃こそ問題なかったが、守備に就いたのが16日のイースタン・ロッテ戦(ひたちなか)の4イニングだけでは、不安をぬぐいきれなかった。この試合は6回表の攻撃まで。裏の守備から退いた。「まだ怖さはあるけど、体が慣れてくればできると思う」と確実に状態は前進していることを強調した。

 チームも24番の帰還を待ち望んでいる。この日の中日戦(東京D)では毎回のように走者を出したが、9残塁とあと1本が出ずに完封負け。2軍戦での活躍を聞いた原監督は「(1軍昇格は)彼に委ねているし、後は彼がファイティングポーズをいつ取るかというところでしょう」と昨年も満塁弾2本を放つなど、チャンスに強い男の復帰を待ち望んだ。

 今後は23日の同カードに加え、翌週の日本ハムとの2軍戦(G球場)にも出場する予定だ。
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