9/17からナゴヤドームで対中日3連戦のジャイアンツですが,9/17は4−2で勝利,9/18は2−3で敗戦でした。

 高橋由伸は両試合とも左翼スタメンでの出場でした。9/17は4打席3打数0安打1四球(四球,遊ゴロ,空三振,投直),9/18は4打席2打数2安打1本塁打2四球(四球,左安,左本,四球)で,打率は.333から.336へアップ,OPSは1.061です。

 9/17は3打席目までが新人王を争ったライバルの川上憲伸との勝負でしたが,良いところはありませんでした。川上憲伸との相性はあんまり良くなかったはずなので,意識があったのでしょうか。川上憲伸の方は他の打者との勝負に比べて投球に力が入っていたように見えました。

 9/18には,ナゴヤドームでの今季初の本塁打を打ちました。左翼への本塁打でした。今季は左翼への本塁打が多いです(サンプルが少ないので単なる偏りかもしれませんが)。今季の本塁打の方向は,右本,右本,左本,左本,右本,中本,左本,左本,左本,左本で,10本中6本が左翼で,左翼が占める割合は60%です。ケガから復帰後の各年の割合は,2010年が15%(13本中2本),2011年が27%(15本中4本),2012年が25%(8本中2本)です。数字上は左翼の本塁打の割合が増えています。ボールの影響もあるのだと思います。ただ,反対方向へも力強い打球が打てるというのは打撃のパワーがまだまだある証拠だと思います。非常に頼もしいです。

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・スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/giants/news/20130919-OHT1T00028.htm
由伸「思い切り振りました」2年ぶり10号!

 ◆中日3―2巨人(18日・ナゴヤドーム) 巨人が中日に競り負けた。7回、高橋由の10号ソロで試合を振り出しに戻したが、その裏に3番手の沢村が、森野に決勝ソロを浴びた。2位の阪神が広島に完勝し、優勝マジックは「3」のまま。最短Vは21日の広島戦。本拠地・東京ドームでの胴上げが現実味を帯びてきた。

 強烈な打球が飛んだ。高橋由が左翼方向に放物線を描いた。1点を追う7回無死。左腕・高橋聡の外角直球を強振。白球は左翼フェンス最上部でポーンと跳ねた。自身2年ぶりの2ケタ本塁打となる10号ソロ。「いいカウント(3ボール1ストライク)だったので何も考えずに思い切り振りました」と笑顔を見せた。

 9月に放った4本塁打の方向は全て左翼方向だ。「向こうを狙っているわけではない」と言うが、逆方向への力強い打撃が好調の証しだ。今季は左ふくらはぎ肉離れで約3か月離脱したが、通算167打席で10本塁打。1本塁打に要する打席は16・7打席。32本塁打の阿部(15・9)とほぼ同じで、24本塁打の村田(22・6)を上回る。バレンティンやブランコは別格だが、ハイペースでアーチを量産している。

 優勝マジックが点灯した後、百戦錬磨のベテランは「一日も早く優勝を決めたいけど、そんなにすんなりいかないよ」と言い続けてきた。独走状態でも気持ちを引き締め、9月は打率3割3分3厘。全盛期と変わらないフルスイングで、リーグ連覇目前のチームを支えている。
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