7月21日から23日までは対阪神3連戦でした。高橋由伸は,21日,22日に代打出場しました。23日は出番がありませんでした。

【7月21日】
 3-0で3点ビハインドの9回表二死1,2塁の場面でした。橋本への代打。相手投手は呉昇桓。
1球目 内角高めの149kmストレートを打ちにいき,ファール
2球目 真ん中やや内より高めの149kmのストレートを打ち,ファーストゴロで試合終了。

 本塁打が出れば同点の場面でしたが,結果はファーストゴロで試合終了。チームは3-0で敗れました。呉昇桓のストレートに打ち負けず早めに打ちにいきましたが,ジャストミートできませんでした。ファーストゴロも良いあたりとまではいえませんが,ぼてぼてというほどでもなく,なんとかできる可能性はありそうな打席でした。

【7月22日】
 この日の第一打席は,1-2で1点ビハインドの9回表二死ランナーなしの場面でした。村田への代打。相手投手は呉昇桓。
1球目 内角高め151kmのストレート,ファール
2球目 外角低め141kmのシュート,低く外れてボール
3球目 真ん中低め139kmのシュート,空振り
4球目 内角高めのストレート,見逃せば高めへボールだったかもしれないボールを強く叩き,逆風の中,右翼スタンドへ起死回生の同点ホームラン

 この日の第二打席は,2-2の同点,11回表一死ランナー1塁の場面。9回表の代打からそのまま左翼守備についていました。相手投手は榎田。
1球目 外角低めへ126kmのカットボール,ストライク
2球目 外角低めへ128kmのカットボール,ボール
3球目 外角低めへ123kmのカットボール,空振り
4球目 外角低めへ129kmのカットボール,ボール この間に1塁ランナー長野が盗塁失敗
5球目 真ん中高めへ129kmのカットボール,ファール
6球目 外角低めへ128kmのカットボール,見逃し三振

 9回表の打席は前日とほぼ同様のシチュエーションでした。前日は残念ながら凡退でしたが,この日は逆風を突いての起死回生の同点ホームラン。原監督をして,「あの時に限って風が止まった。彼は風をも変えさせる力を持っている。」(7月31日報知新聞)と言わしめる素晴らしい打席でした。惜しむらくは,12回裏の福留のサヨナラホームランでチームが負けてしまったことです。今シーズンのジャイアンツはリリーフ陣の調子が悪いので,終盤に高橋由伸が逆転打は同点打を打ってもそのまま殊勲打とならないことが多くちょっと残念です。