山本昌が最終登板をしましたが,素直には受け取れない登板でした。
 広島と阪神がCSをかける広島の大一番。そんな大事な試合にケガで投げられるコンディションではないはずの山本昌が最終登板。山本昌は「丸選手も真剣勝負してくれたのでうれしかった」と言ったようですが,本当に丸は真剣勝負だったのでしょうか。

 結果は3球目を打ってのセカンドゴロ。ボール球でした。1球目,2球目ともプロの投手の球道とは思えない軌道のあやふやな,明らかなボール。スピードは110km台半ば。3球目も同様にプロの投手の球道ではありませんでした。真剣勝負であのボールに通常,手を出すでしょうか。真相は丸にしか分かりませんが,外から見た感じでは丸が真剣勝負をしていたようには見えませんでした。

 山本昌ほどの素晴らしいキャリアの選手の最後がこのような登板になってしまったことは本当に悲しいことです。引退試合をすべて否定するものではありませんが,このようにシーズンをかけるような公式戦になってしまったのですから,投げないという選択肢はなかったのでしょうか。

<Yahoo!プロ野球より>
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