笠原がサンケイスポーツに告白をしたことで,ジャイアンツナインの公式戦中の円陣での現金授受が明らかになりました。

 円陣での現金授受は,試合に負けた場合に発声役以外がプラスαを受け取るわけではないので,「賭博」ではないと思います。巨人広報が言っている「験担ぎ」という表現の方が当てはまると思います。
<訂正です。>
 試合に負けた場合には,発声役がいくらか(巨人の説明では1,000円づつ)他のみんなに払っていたようなので,お金は一方通行ではなく,行き来をしていたようです。ベットするか否かを決めることができたのかまでは分かりませんが,この仕組みでは「賭け」と言われても仕方がない気がします。金額が少ないので敗退行為に結びつくことはないという説明に一理はありますが,行ってはいけない行為に思えます。

 しかし,昨年の野球賭博発覚時の調査で,巨人もNPBも把握していながら,このような金銭授受があったことを発表しなかったのは,大きく非難されてしかるべきです。問題を少しでも矮小化しようと,関連する事実を全て発表しない姿勢は,隠蔽体質と評価されても仕方がありません。そして,結果として信頼を失い,まだ現在も何かを隠しているのではないかとの疑念がますます膨らんでいます。私も何か隠しているのではないかと強い疑念を抱いています。

 笠原には,色々なメディアでもっともっと発言をしてほしいと思います。笠原が話すことが真実ならば,どんどんしゃべって,行き着くところまで行ってほしいです。行き着く先が破局であっても,終着駅まで行かなければ,もうNPBの信頼回復はできないと思います。
 他方で,笠原のしゃべることが嘘ならば,巨人は笠原を名誉毀損で訴え,名誉回復をすれば済む話しです。

 巨人は,13日のような笠原とB氏が虚偽を言ってるから,NPBに対し,事実に反する情報の流布をやめるよう緊急に対応してもらうことを要請する等という恥ずかしい対応は止めるべきです。証拠があるなら,その証拠を明らかにして反論をすれば良いだけです。究極的には発言禁止の仮処分でも打てば良いですし。言論機関を親会社にもつ企業の採る対応ではありません。本当に恥ずかしいです。巨人には,どれだけ能力のない,リスク管理の専門家,弁護士事務所がついているのでしょうか?