山口鉄也の成績が散々です。8月23日までは,46試合を投げて1勝6敗防御率5.84です。

 山口鉄也の投球内容の何が悪いのでしょうか。

 山口は失点率が6.32で,セ・リーグ平均の4.07を大きく上回ってしまっています。FIPも5.08で,これもセ・リーグ平均を上回っています。ただ,意外なのがWHIPでセ・リーグ平均が1.32なのに対して,山口は1.24です。被打率もセ・リーグ平均が.255なのに対して,.262でそれほど差がありません。

 それなのになぜ,失点率が大きく悪いのかと言えば,HR/9とLOB%が圧倒的に悪いからです。HR/9は山口が1.46であるのに対し,セ・リーグ平均は0.82です。また,LOB%が山口は55.6なのに対し,セ・リーグ平均は73.6です。
 山口は,ランナーを出したときに,本塁打を打たれ,ランナーを大きくホームに帰してしまっている巡り合わせだったいうことでしょうか。

 LOB%は運の影響が大きいので,これからは改善する方向にあるのかもしれませんが,本塁打を打たれる割合が高いというのは運ではすまされないとこです。

 長く山口を見ている方には一目瞭然かと思いますが,今季の山口はボールが行っていません。K%は14.7で,セ・リーグ平均の18.6を下回っています。また,ストレートの平均球速は,山口が139.7でセ・リーグ平均は141。ツーシームの平均球速は山口が139.2でセ・リーグ平均は140.7です。

 山口のスピードはリーグ並になっています。打者からはあまり怖くないかもしれません。肘の故障が影響しているのでしょうか。抜本的な立て直しが必要かと思います。