8月7日に澤村が打たれて今季のペナントの行方はほぼ決まっていましたが,昨日の試合で完全に終わったと思います。

 2位からのCS勝ち上がりは残っていますが,それはあくまでオマケで,本当に価値があるのはシーズン1位のペナントだけです。そういう意味では,今季は敗北したシーズンです。

 勝利は得られませんでした。が,ここから,今季を意味あるシーズンにするためには,来年につながる戦力を見極める・育てる必要があると思います。

 打線は,今季を勝ち抜くため長野・坂本・阿部・村田という実績に頼った起用を続けてきましたが,もう勝ちにこだわる必要はありません。坂本以外の3人は世代交代が急務ですので,今後他の選手と入れ替えて使うことも視野にいれてほしいです。

 それ以上に重要なのは,ギャレット,クルーズ,大田,橋本,松本,脇谷,亀井,寺内,吉川,中井,鈴木,相川,片岡,堂上,藤村をチームに残すのかどうかを見極める作業かと思います。正直,ここに名前のある選手は,これからの伸びがあまり期待できないです。今の状態でもチームに必要なのかどうか,それを見極め,不要ならば枠明けのためのチーム編成をしてほしいところです。その作業を行うことができて,来期以降のチーム編成の土台を作れれば,今季はペナントを逃しましたが,意味のあるシーズンになると思います。

 これができず,来季も阿部を始めとする4人に頼る,同じようなチームになってしまえば,ここから10年程度は低迷するチームになってしまうかもしれません。