広島東洋カープ優勝おめでとうございます。本当に今年の広島は強かったと思います。セ・リーグの覇者として相応しい素晴らしいチームだと思います。心から祝福できる結果です。

　一方で，今年のジャイアンツは本当に弱かったです。今日の8回表裏の攻防にもそれは顕れていたと思います。
　3-5の2点ビハインドの8回表，二死ランナー三塁で新井がセカンドゴロ。正面近くのゴロにも関わらず，打球が速かったためにセカンドの辻が慌てた感じの捕球。そしてファーストへの送球はストライクではありませんでした。手の届く範囲ではありましたあｇ，ファーストの阿部は落球して1点を失いました。点差はこれで3点差に。
　8回裏には一死ランナー一塁で打者阿部。ライト線へ鋭い当たりのヒットですが，阿部は一塁止まり。次のバッターの村田がライト前へ三塁ランナーを帰すヒットを打ちましたが，当然のように阿部は二塁止まり。阿部が走れるランナーならば村田のヒットでホームへ帰ってこれる可能性がありました。2点は取れず1点しか取れませんでした。

　この8回は巧くやれば同点に持ち込めた可能性もありました。しかし，それが今のジャイアンツにはできません。辻や阿部に気合いが足りないとか，だらけているなんていう気持ちは全くありません。単純にあれ以上のプレーができないだけです。辻はファーストへ精度の高い送球ができるステップ・腕・手首の動かし方ができないのでしょう。阿部はあれ以上体を伸ばしたり，脚を替えたりという柔軟性や反射神経がもうないのだと思います。また，セカンドベースまで速く走れるような膝ではないのだと思います。二人とも全力かつ全気力を振り絞ったプレーですが，あれだけのパフォーマンスしか出ないのだと思います。これは単に実力不足です。今のジャイアンツの正味の力です。

　今年は弱さをかみしめる年だと思います。2位になりそうですが，近年でこれほど弱かった年はないと思います。ジャイアンツの首脳陣にはぜひとも来年につながる指揮をしてほしいです。