今年の広島戦は最後まで良いところがありませんでした。特定の相手に負け続けて,これだけ悔しく,情けない気持ちになったのは,3度目です。

 1度目は1983年,1987年,1990年と日本シリーズで西武に負け続けたときです。1983年は第7戦で西本がテリーにシュートを打たれて,走者一掃の二塁打で一挙に逆転されました。1987年は第6戦で辻に1塁から単打で本塁まで帰られるという伝説的な走塁をされました。1990年は引き分けもない4連敗で負けました。このころは,原辰徳ではありませんが,西武に「トラウマ的なものを」感じました。

 2度目は,1995年のヤクルトのテリー・ブロスです。39回1/3を0勝5敗防御率0.23と抑えられ,9月9日にはノーヒットノーランまで記録されました。

 今年の広島戦は,これらと同じくらい暗い気持ちで見ていました。昨日だけは少し希望がありましたが,一昨日と今日は全く勝てる気がしませんでした。今日の坂本の守備はプロとしては責められるものですが,人としては気持ちがよく分かってしまいました。この3連戦の流れの中で,戦う気持ちを維持しろというのはムリだったと思います。

 CSファイナルステージで良かった点を探すのは難しいですが,岡本・今村・田口に経験を積ませることができたこと,3連敗したおかげで,登板過多になっている菅野を投げさせずに済んだことくらいでしょうか・・・。