坂本勇人が2019年までに積み上げた安打数は,とうとう1884安打となりました。2000本安打まで116本です。

 2019年は173安打,スタメンで出場し始めた2008年から2019年までの12年間の平均安打数は,156.91安打(1883安打÷12年),同じく2008年から2019年までの間で,最も安打数が少なかった年の安打数は129安打(2015年)です。いずれも116本を上回っていますので,何か致命的なケガが発生しなければ,2020年のシーズン中に2000本安打を達成するのは,ほぼ確実と思われます。

 そこで,坂本が2000安打に到達する試合を,今までの安打ペースに基づいて具体的に計算してみたいと思います。

 一つ目は,2008年から2019年までの12年間の安打ペースを基にすると,1883安打を1666試合で打っていますので,1883安打÷1666試合=1.13025安打/試合です。このペースで116本の安打を打つのにかかる試合数は,116安打÷1.13025安打/試合=102.63試合です。すると,2020年の102試合目もしくは103試合目ということになります。
 その栄えある,102試合目は8月16日の東京ドームの中日戦で,103試合目は8月18日の東京ドームの阪神戦です。

 二つ目は,2019年の安打ペースを基にしてみます。2019年は173安打を143試合で打っていますので,173安打÷143試合=1.20979安打/試合です。このペースで116安打を打つのにかかる試合数は,116安打÷1.20979安打/試合=95.88試合です。すると,95試合目もしくは96試合目ということになります。
 95試合目は7月14日のマツダスタジアムの広島戦で,96試合目は7月15日の同じくマツダスタジアムの広島戦です。

 三つ目は,打撃が覚醒した感のある,2016年から2019年までの4年間の安打ペースを基に計算してみます。2016年から2019年までは,650安打を531試合で打っていますので,650安打÷531試合=1.2241安打/試合です。このペースで116安打を打つのにかかる試合数は,116安打÷1.2241安打/試合=94.76試合です。すると,94試合目もしくは95試合目ということになります。
 94試合目は7月12日の東京ドームのヤクルト戦で,95試合目は7月14日のマツダスタジアムの広島戦です。

 まとめると,
 坂本がスタメンで活躍し始めた12年間の安打ペースならば,
 ・8月16日の東京ドームの中日戦
 ・8月18日の東京ドームの阪神戦

 2019年の安打ペースならば,
 7月14日のマツダスタジアムの広島戦
 ・7月15日の同じくマツダスタジアムの広島戦

 打撃覚醒後の2016年-2019年の安打ペースならば,
 ・7月12日の東京ドームのヤクルト戦
 ・7月14日のマツダスタジアムの広島戦

 ということになりました。大本命は,7月14日のマツダスタジアムの広島戦でしょうか。
 いずれにしろ,来年の7月,8月のジャイアンツ戦は坂本の2000安打を一目みたい人たちで,チケットが取りにくくなりそうです。楽しみな一年です。