2019年の開幕前のジャイアンツはR・クックを獲得して,抑えを任せようとしていました。しかし,シーズン終盤で抑えのマウンドに立っていたのは,デラロサで,クックは日本シリーズの40人枠にも入れませんでした。そして,2020年のジャイアンツはクックと契約はせず,クックは1年でジャイアンツを去ることになりました。

 そのクックの成績を改めて振り返ってみます。クックは13試合15イニングしか投げませんでした。年俸1億4000万円を支払った投資に見合った成果は得られなかったと言わざるをえません。1イニング約1000万円という無駄遣いに終わってしまいました。

2019 Gブルペン

 投球内容も1イニング約1000万円に見合うものではありませんでした。まず,K-BB%が酷いです。上記表には主立ったGのブルペン投手を並べていますが,4.5という低値はひときわ目立ちます。デラロサの29とは雲泥の差です。これでは,早々に抑えの座を外されたのも納得の数字です。

 WHIPも1.67,被打率も.317,xFIPも4.81と全く良い数字がありません。

 スイング率等を見ても,ボール球を振らせたO-Swing%が26.8と低値で,Contact%が78.9と高値です。ボール球を振らせる投球術はなく,スイングされればバットに当てられてしまう球威とキレだったということかと思います。SwStr%も10.0で,勝ちパターンの田口・中川・澤村・デラロサには及んでいません。

 日本球界になじむ期間を与えられれば,何か変わった可能性はありますが,残した数字だけを見れば,一軍から外され,2020年の契約を結ばなかったことは正しいと言わざるを得ません。ジャイアンツ・クックの両方にとって,残念な2019年だったと思います。