湯浅大は,2017年ドラフト8位で指名された守備を期待された内野手です。2019年は二塁手で15試合,遊撃手で57試合出場しています。
https://hochi.news/articles/20190723-OHT1T50130.html
報知新聞の上記記事でも守備範囲が広いと期待されています。
他方,打撃にはまだまだ大きな課題がありそうです。

上の表は,2019年イースタンでの100以上打席に立ったジャイアンツ選手の成績です。湯浅は,259打席でチーム7位の打席を与えられています。ただ,OPSは.635と二軍でも通用しているとはいい難い成績です。出塁率・長打率共に低く,端的に言って打撃は力不足が目立ちます。IsoP,IsoDのいずれも,低い数字で,K%も22.01と悪い値です。当然BB%も7.72で四球を選ぶこともできていません。
守備型内野手なので,打撃力はそれほど高くなくともユーティリティプレイヤーとして生き残る術はありますが,同じタイプの田中俊太,山本泰寛,若林晃弘のOPSが当然.700を超えている(田中俊太は.693ですが)ところからすれば,湯浅大はまだまだ一軍で試されるレベルにも達していないことが分かります。今季3年目なので,時間はある方ですが,ドラフト8位ということを考えるとあまり悠長にしているわけにもいかないかもしれません。
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