吉川大幾は,ジャイアンツに来てから6シーズン目を迎えます。移籍直後は,代走や守備固めで積極的に出場機会があり,2018年には97試合に出場しました。ところが,昨年はわずか10試合10打席の出場に終わってしまいました。一軍では打率もトータルで.185しかありません。

2019 吉川大幾

2019 Gイースタン打者(PA100以上)
 
 イースタンでは,チーム9位の196打席のチャンスがありましたが,数字は平凡で,強みがありません。プレーはきちんとできていますが,残念ながら一軍にぜひともほしいと言われるレベルではないです。
 二塁・遊撃・三塁が一定レベルで守れるので,以前は試合終盤の内野のユーティリティとして重宝されましたが,今のジャイアンツは,内野のユーティリティだらけになってしまいました。吉川尚,田中俊太,山本泰寛,若林,増田大,北村,湯浅,黒田,みんな複数ポジションが可能です。以前のようなユーティリティ性だけでは,試合に出られる機会は得がたくなってしまいました。2020年,吉川大幾は,チーム内でどのような立ち位置を目指すべきなのでしょうか?