菅野が一昨日のキャンプでブルペン入りし,フォームを少し変えたことが報じられています。

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 巨人の菅野智之投手(30)が2日、“新兵器”に手応えを示した。宮崎キャンプでブルペン入り。進化したカーブを披露した。昨年までも投げていた球種だが、腕から始動する新フォームにしたことで、スピン量が増し、曲がり幅が大きくなったと実感した。
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 今季のジャイアンツは,山口俊が抜けてしまいましたので,菅野智之が復活しなければ,優勝は困難だろうと思われます。昨年の菅野は,腰を痛めていましたが,その影響が球速に出ていないか,2014年から2019年までの各球種の平均球速を見てみました。

菅野智之(球速)

 菅野の球速は,2015年から2017年にかけて,格段に速くなっています。平均140台前半のストレートだったものが,平均140台後半のストレートになり,その他の変化球も総じて速くなっています。

 ところが,やはり2019年は,全ての球種において2018年よりも球速が落ちています。これは腰のケガの影響とみて差し支えないと思われます。ただ,それでも,2016年以前よりは速く,2年連続沢村賞の2017年,2018年と比較すると遅くなっているというだけです。

 しかし,ピッチングはただボールが速ければ良いというわけではありません。2019年は絶対値の球速は高いですが,菅野としては投球の質は低かったのでしょう。K-BB%は2014年,2015年当時レベルに落ち,WHIP,xFIPは最低の数値でした。HR/9の悪化も大きく響いているのだと思います。

 今季の菅野が良い菅野か悪い菅野かを見極めるには,ストレートが平均148出るか,K%が25%程度あるか,WHIPが1前後に収まっているか,HR/9が0.6程度に収まっているか,この辺りで判別ができそうです。