菅野智之の球種の得点貢献の推移を2014年から2019年まで見てみました。

菅野智之(得点貢献)

 上記表は,球種ごとの得点貢献を表したものです。緑色の球種は価値があり,赤い球種は価値が低いことを表します。

 これを見ると,菅野の活躍を支えていた球種は,ストレートとスライダーだということがよく分かります。ただ,他の球種があるからこそ,ストレートとスライダーが活きるという関係もあると思うので,他の球種に全く価値がないというわけではないと思います。

 それでも,2018年までのストレートとスライダーは打者を抑え込むのに非常に有効だったことがよく分かる数値です。

 2019年は,ストレートがかろうじてプラスの値を保っていますが,スライダーがマイナスに転落しています。これでは結果が付いてこないのも頷けます。

 気になるのは,年々カーブの価値が下がっていることです。2014年,2015年当時は非常に結果を出していたカーブですが,菅野の全体的な球速が上がるにつれて,結果が出ない球種になってしまっています。

 また,興味深いのは,2018年に導入して失敗だったと言われたシンカーです。数値上もはっきりと結果を導けなかったことが表れていました。今後シンカーの再導入を考えることがあった場合は,よほど慎重になった方が良い気がします。