原監督が就任して以来,スカウト部長を務めていた長谷川国利氏が,スカウト部長を外れ,編成本部付部長へ異動しました。同時に,水野雄仁巡回投手コーチと高田誠ファームディレクターがスカウト業務を担うことになりました。

 スポーツ報知は,水野コーチと眦張妊レクターが「現場の目」を入れて,スカウト体制が強化されるという前向きな書き方をしていますが,実際は,現在のスカウト体制へのダメ出しのように思えます。

 なぜなら,スカウト部長というスカウト部トップの長谷川氏の異動先が,「編成本部付部長」という「付部長」だからです。通常,「付部長」は,浮いてしまった人に仕方なく付ける役職です。旧部署から早急に外したい人がいたときに設けられる席です。

 現スカウト部の仕事が充実しているならば,そのトップの長谷川氏を慌てて外す必要はありません。任期を全うしてもらって,その人を迎えるにあたり相応しい異動先が空く,もしくは設けられるのを待って,異動させれば良い話です。それがなされなかったということは,現スカウト部を早急に刷新する必要があったためと考えるのが妥当です。

 折しも,昨年ドラフト1位の堀田にトミー・ジョン手術の発表がありました。これが関係しているかはどうかは,外からはうかがい知ることはできませんが,入団以来公式戦で1球も投げずに右肘手術をしなければならないドラフト1位を成功例とするのは難しいと思います。スカウトはチームの根幹ですので,がんばってほしいところです。
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https://hochi.news/articles/20200402-OHT1T50003.html
【巨人】水野巡回コーチがスカウト兼務…スカウト部長は当面置かない体制
2020年4月2日 6時0分スポーツ報知
 巨人・水野雄仁巡回投手コーチ(54)がスカウトを兼務することが1日、分かった。巨人はこの日付でスカウト体制を一部、変更。高田誠ファーム・ディレクター(55)もスカウト業務を担うことが決まった。

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https://hochi.news/articles/20200402-OHT1T50244.html
【巨人】ドラ1ルーキー堀田賢慎、右ひじ手術…今季中の復帰絶望
2020年4月3日 4時0分スポーツ報知
 巨人のドラフト1位・堀田賢慎投手(18)が2日、神奈川県内の病院で右肘じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けたことが分かった。過去の同様の例では実戦復帰までに12か月程度かかり、今季中の復帰は絶望になった。

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