「森福允彦のジャイアンツ3年間 その1」の続きです。

 森福允彦は,ソフトバンクホークスでは自分の思うような立場で投げられないと考え,ジャイアンツに働き場を求めてFA移籍をしてきました。ジャイアンツも貴重な左腕の中継として森福允彦に期待を寄せていました。

 移籍1年目の2017年に,森福允彦はジャイアンツで30試合に登板しました。しかし,結果は,1勝3敗6ホールド,防御率3.05ではかばかしいものではありませんでした。ジャイアンツが森福に期待していたのは,試合終盤でランナーを背負いながらも,相手チームの主力左打者を打ち取るというような,痺れる場面での活躍でした。しかし,試合を壊してしまうことが何度かあり,数字以上に印象が悪くなってしまいました。

 4月9日の対阪神戦では,3-3の同点の7回から登板し,回を跨いだ8回も投げました。しかし,上本に勝ち越しホームランを打たれて決勝点を奪われてしまいました。

 4月11日の対広島戦では,同点の7回に登板して,小窪にタイムリーを打たれて勝ち越しを許すと,菊池にツーランホームランを打たれて3点差に突き放され,試合を壊してしまいました。

 調子が上がらなかったため,4月24日には一軍登録を抹消され,シーズン序盤で勝ちパターンの起用からは外されてしまいました(7試合0勝2敗3ホールド,防御率5.40)。

 このように,森福允彦のジャイアンツ1年目はどん底からのスタートとなりました。ただ,森福もプロ11年目の投手であり,この時点では,ジャイアンツは,まだまだ這い上がってくれると大きな期待を寄せていたと思います。