2020年5月10日付スポーツ報知第7版第26面によれば,NPBは6月19日に開幕し,試合数を120試合とするプランを検討しているそうです。

 野球協約が公式戦の本拠地試合について,最低60試合を定めていることから,120試合消化すれば,協約を見直すことなくシーズンが成立するというのが,120試合の根拠のようです。また,120試合ならば,原則,毎週6試合ずつ予定すれば,例年と同様の10試合の予備日を設けて,11月21日から日本シリーズも開幕させることができるのも判断の支えとなっているようです。ただ,このプランの場合,球宴とCSは中止となります。

 具体的には,6月10試合,7月27試合,8月26試合,9月26試合,10月27試合,11月4試合+予備日というスケジュールのようです。また,開幕当初は無観客とする予定を立てているようです。

 確かに,昨日までのCOVID-19の新規感染者の推移をみれば,5月31日には緊急事態宣言が解除され,6月上旬に練習試合をして,6月19日から開幕することも可能そうです。ただ,このプランの場合,COVID-19の第2波が10月,11月に始まってしまわないかという点が心配です。今年の秋・冬に再び緊急事態宣言が出されれば,シーズン不成立で今季が終わってしまう可能性があります。

 私としては,9月くらいまでに120試合消化できるよう,シーズン当初からダブルヘッダーを組むことを考えた方が良いと思っています。ダブルヘッダーは,球場使用の関係上難しいのかもしれませんが,シーズン当初に無観客で始めるならば,観客の入れ替えの問題はなく,ダブルヘッダーの障害の一つが消えます。COVID-19がなりを潜めている間にシーズンを成立させる,これを今年の最大の目標にしてほしいなと思います。