2020年の開幕がいよいよ近づいて来ましたが,2019年のジャイアンツ打者のBABIPを振り返って見ました。シーズン30以上打席に立った打者のものです。

2019 BABIP

 BABIPの高低は運に左右され,最終的には.300前後に収斂すると考えられています。ですので,2019年に高BABIPを叩き出している選手は成績が上ぶれている可能性が,低BABIPに沈んだ選手は成績が下ぶれている可能性があります。

 高BABIPの中では,吉川尚輝が.432という超高BABIPでした。打席数が46と非常に少ないですので,これは確実に上ぶれた結果かと思います。このBABIPのおかげで2019年は.390という高打率を残しましたが,さすがにこれが実力の打率とはならないと思います。今季はケガをせず,実力に沿った真の数字を残してくれることを願っています。
 ちょっと心配なのは,陽岱鋼の成績です。打率が.274とそれほどではない一方で,BABIPは.384と高くなっています。そのままデータを読めば,幸運に恵まれたにもかかわらず,残せた打率が.274だったということになってしまいます。陽岱鋼はジャイアンツに来て,2017年の打率が.264,2018年の打率が.245ですので,2019年は比較的良かったシーズンです。打率からは,陽岱鋼も盛り返してきたのかなというイメージを持っていましたが,BABIPを合わせて見てみると,そう楽観はできなそうです。2020年シーズンの陽岱鋼に過大な期待をすると痛いしっぺ返しがあるかもしれません。

 低BABIPの中では,中島宏之が目を引きます。65打席でBABIPが.212と非常に低いです。打率.148はかなり運が悪かったゆえの結果と言えると思います。今季は昨年と同レベルの数字に留まる可能性は低いと思います。
 また,石川慎吾と増田大輝も,もう少し運に恵まれれば,見栄えの良い数字を残せそうに思えます。BABIPが安定するほど,出場の機会を得られるかどうか。この二人は,そこが今季の鍵でしょうか。

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