先週のジャイアンツは阪神に3連勝しましたが,広島に3連敗していまいました。広島戦では田口・畠が崩れてしまったのが大きかったです。ただ,打撃陣はずっと湿っているように感じられ,特に,坂本・岡本の成績が気にかかるところです。

 打率は坂本が.227,岡本が.264。岡本のOPSは.929と高率ですが,坂本は.768と昨年の.971と比べると寂しい数字です。

 ただ,坂本・岡本には今後の上がり目があると思っています。
BABIP(20200823 G)
 上記表は,ジャイアンツの50打席以上の打者のリストですが,岡本・坂本の成績では低BABIPが目に付きます。通常.300くらいに回帰すると言われるBABIPが,岡本は.246,坂本は.258しかありません。ここまで二人は運に恵まれなかったために成績を落としている面が多分にあるようです。

 特に坂本は,BB/Kも昨年と比べて悪化しているわけではりません(2019年は0.63で,今季は0.66です。)。ただ,気になるのはISOが昨年の.263から.200に下がってしまっています。2度のインフルエンザと新型コロナウイルスの感染による影響があるのか,長打力が落ちてしまっています。今季の坂本は,昨季ほどのパワーは発揮できない可能性があります。ただそれでも,今の成績は調子の波の底にあるのは確かで,ここからは上がる一方になるのではないでしょうか。
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