ナゴヤドームレフトスタンドで観戦をして,菅野の開幕10連勝を見てきました。
2020-09-08 20.40.55

菅野:7回無失点でしたが,ストライクがあまり先行せず,万全ではないように思えました。ただ,上位打線を抑えて,下位打線で力を抜く投球(木下・大野雄大には打たれすぎですが)は円熟の味でした。また,終盤に球速が上がるのも,ペース配分を考えていたのだなあと感心しました。8回表に代打吉川大幾を出されたときは,レフトスタンドから「意外だ」という声が大きく上がっていました。

坂本:先制タイムリーの飛距離はさすがだなと感じました。また,吉川尚輝との二遊間の守備が固く,菅野を力強く支えていました。

亀井:左の大野雄大に手が出なそうに見えて,最低限の左犠飛を打ち上げるところが仕事人の貫禄を見せていました。

ウィーラー:打球の飛距離が他の打者とはひと味違い,結果は出ませんでしたが,投手からすると怖い打者に見えるだろうと思いました。

岡本:必ず初球を振りにいく積極性があり,結果は紙一重だと感じました。

丸:遊ゴロも二ゴロも打球はしっかり捉えており,飛んだ場所が悪かっただけに見えました。調子は落ちていないと思います。

中島:インパクトの瞬間だけに力を込める打撃フォームが印象的でした。

大城:フリースインガーの悪い面が出てしまった試合でした。

吉川尚輝:この人の活躍がなければ,今日は勝てなかったと思います。守備でも速い打球を難なく捌いていて,坂本と共に,ジャイアンツ内野陣を支える貢献度は高いと感じました。

吉川大幾:代打でバントをきっちりと決め,原監督からすれば信頼度が非常に高まる活躍だったと思います。レフトに守備固めで入り,ユーティリティに磨きがかかりました。

松原聖弥:8回裏のアルモンテのフライをすくい取ったのは,チームを救いました。7,8,9回は大野雄大が続投していることに,ファンと選手が盛り上がり,ドーム全体の雰囲気が変わっていました。そんな中で,菅野から交代した中川からヒットが生まれれば,試合の勢いを一気に持って行かれる危険性がありました。それを防いだのがあのプレーでした。値千金のファインプレーです。微妙なプレーだったので,与田監督がリクエストを出すのは当然なのですが,球場内のビジョンに松原のファインプレーが何度も流れたことで,ジャイアンツ側の士気が上がり,球場の雰囲気がジャイアンツにとって良くなる思わぬ副産物がありました。

中川:投げるテンポが早く,チームに良い影響をもたらすピッチングでした。

デラロサ:レフトスタンドでは,ストライクを入れてくれという声が端々から聞こえていました。そんな声を意に介さず,結果を残すのはさすがです。

 観客5000人で鳴り物等の応援が禁止なので,キャッチング音,打撃音が良く聞こえました。大城と木下は,使っているミットの材質が違うのでしょうか。大野雄大のボールは「バシャーン!!」という威勢の良いキャッチング音で,菅野のボールは「ボスッ」というくぐもったキャッチング音でした。ファンからすると,木下のキャッチング音の方が快感度が高いように思いました。
 球場内では,新型コロナウイルス感染防止のために,距離を取ったり,マスクをするようにというアナウンスが何度も流れるのですが,「暑いから」「苦しいから」と言って,マスクをしない観客をちらほらと見かけました。みんな年配の方で,うっかりではなく,「あえて」に見える人ばかりでした。球場の係員も注意をしている場面はありましたが,そういう人はそれでもマスクを外しており,係員は若い人ばかりなので,臆しているのか重ねて注意はしていませんでした。真面目にマスクをしている周りの観客には白い目で見ている人がいました。このような運用では,5000人から観客数を増やすことには賛成できません。各球場は観客に不公平感や不満を抱かせるような運用をしてはいけないと思います。
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