来季のジャイアンツの行方を占うに当たっては,デラロサが重要な一人になってきます。2019年は盤石の抑えとして活躍してくれましたが,2020年はランナーを出し,運良くダブルプレーで切り抜ける場面が増えましたし,脇腹のケガで戦線を離脱している時期もありました。デラロサが抑えとして機能すれば,中川を試合の中で臨機応変に起用できますが,ムリならば中川を抑えに固定しなければならなくなります。ゲームプランに大きな違いが出てきます。
2020 デラロサ
 デラロサは2019年と2020年で防御率はそれほど変わりません。しかし,xFIPで見ると,2.81から4.87へと大幅な悪化をしています。
 被打率は.190→.207,HR/9も1.50→0.85と悪化していませんので,打者には打たれていません。しかし,BB%が5.4から12.1と悪化し,ランナーを出すため,WHIPが0.88から1.23と大幅に悪化しています。その上,K%が34.4から21.2に悪化しているので,試合を支配できず,xFIPの大幅悪化につながりました。
 来年のデラロサを見るにあたっては,三振を奪えるか,四球を出さないか,この2点に注目する必要があります。この2つが良化しなければ,来年のデラロサの起用について考えなければならないと思われます。
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