今季ここまで岡本和真は思うような数字が残せていません。岡本和真の打撃内容を数値で見てみると以下のようになります。
BB%とK%は昨年とそれほど変わりがありません。今年はBABIPが低いので,単に運が悪いようにも見えますが,ISO,LD%,Hard%が低く,Soft%が高くのを見ると,ボールをきちんと捉えきれず,打球速度が遅くなっていることが考えられます。また,Pull%が低く,Oppo%が高いので,きっちりと自分のタイミングで打てていないことも見えます。また,O-Swing%,Z-Swing%,Swing%がいずれも高いので,ボールを選べず,どの球にも手を出している傾向が見えます。
バッティングの内容が非常に悪いとまでは言えないかもしれませんが,単に運が悪いだけではなく,バッティングに狂いが生じているのは確かなようです。どれだけ岡本が修正できるか。岡本の修正力が試されるシーズンのようです。
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コメント
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これが一過性のものではなく、状態が上向くきっかけになって欲しいと強く願います。
岡本は体が強く、試合を休まないのも魅力です。守備力も向上しており、若干24歳の若き四番に多くを望むのも酷かと思うのですが、岡本の打撃の状態とすると、打率が3割を超えた2018年が1番良かったのでは?と感じてしまいます。
2018年と比べるとボール球に手を出すケースが目立ち、その為、率が上がらない、好不調の波が大きい、といった結果に繋がっている気がしますが如何でしょう?
3番セカンド篠塚さん,こんにちは。
確かに2018年のボール球スイング率O-Swing%は24.1%で,キャリアを通じて一番低い数値になっています。昨日までの今季は32.2%なのでボール球に手を出す確率が高まっています。2018年は全体的なスイング率も43.0%でキャリア中最も低い数値です(今季は昨日までで51.5%)。結果が欲しがりすぎているでしょうか。
裏付けのデータ、有難うございました。
確かに結果を欲しがる気持ちが強いのかもしれませんね。淡々としている様に見えますが、岡本には責任感の強さを感じます。
冷静さとうまく折り合いを付けて、足も押されぬ日本の四番に成長して欲しいです。