2021年前半戦ジャイアンツ打者ランキング⑤(K%) : G-diarium

　2021年シーズン前半戦におけるジャイアンツ打者の三振率ランキングは以下のとおりです(100打席以上)。
2021前半戦GK1

　最も三振率の低い打者は吉川尚輝でした。脚が速く，長打力がそれほどではない吉川には打席での粘りとバットに当てることが求められるので，三振率が低いことは良いことだと思います。求められる役割をきちんと実践できている証ではないでしょうか。
　2番目は坂本で，長打も一定程度ありながら，三振率を低く抑えているのはさすがです。意外だったのは，岡本が4位に食い込んでいることです。チーム1の長距離打者にも関わらず，三振を抑えられるのはバットコントロールが巧いからでしょうか。
　最下位のスモークはイメージどおりです。三振か長打かを地で行っている形でした。丸も同様の傾向です。松原・若林は，もう少し低くないといけないでしょうか。松原は長打力が高まってきているので仕方のない面はありますが，若林はちょっと期待外れの結果かもしれません。

2021前半戦GK2

　10打席以上100打席未満の打者の三振率を並べると，この表のようになります。
　こちらは打席数が少ないのでバラツキが大きいと思います。石川慎吾は一軍では全然打てませんでしたが，三振をしているわけではなかったようです。結果を求め過ぎて小さいバッティングになってしまっていたでしょうか。対して重信は振り回しすぎたでしょうか？炭谷の三振率は打席数が少ないとは言え，ちょっと高過ぎかもしれません。高橋・畠は投手の中でもずば抜けた三振率になっています。同じ投手でも打撃の得手不得手が表れているようです。