報知新聞が,丸のシーズン失策ゼロについて記事を書いています。
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【巨人】丸佳浩、プロ初のシーズン失策ゼロ セ・リーグ規定以上の外野手で唯一ノーエラー
2021年12月1日 11時0分スポーツ報知
 巨人の丸佳浩外野手(32)は今季118試合で打率2割6分5厘、23本塁打、55打点。打率はセ・リーグ21位だったが、OPS(出塁率+長打率)は同6位の.860。同1位は広島・鈴木誠也の1・072で、セの外野手では丸が2番目に高いOPSをマークした。
 新型コロナウイルス陽性判定による隔離、離脱や打撃不振による2軍落ちもあったが最終的には規定打席に到達。その中で守備ではシーズン失策ゼロだった。広島時代の13年から7年連続ゴールデン・グラブ賞と守備力が高い丸だが、規定打席に到達して年間無失策は今年がプロ初だった。
 マツダスタジアムのデーゲームで太陽に隠れて見失った飛球を地面すれすれで捕球したプレーもあった。フェンス際でジャンピングキャッチなど多くの好守備で投手を救った。
 今季セ・リーグ規定以上の外野手で今季ノーエラーは丸だけ。守備率10割の鉄壁の守りが光った。
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 エラーゼロは確かにありがたい話なのですが,手放しで喜べるかと言えば,そうではありません。守備範囲が狭くなり,ギリギリの打球に追いつけなくなったために,安定したプレーを志向した結果の可能性もあるからです。
 丸のメインポジションであるセンターのUZR1000のシーズン毎の推移を見ると,以下のとおりです。
20211202 丸佳浩
 全盛期に比べると低下傾向です。エラーがないことを評価しても,守備力全体としては下がり気味になっています。守備範囲が狭まっていたり,肩力が衰えたりしている影響の方が大きく出ています。堅実さが増したことは喜ぶべきことですが,それだけを評価して丸が今後もセンターで良いかというと,そろそろ違う守備位置を考えるべき時期にきているかもしれません。
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