今季のジャイアンツはエラーが多いと言われますが,チーム守備率が歴史的にもかなり低いものになっています。下記表は2005年から2021年までの間のセ・リーグのチーム守備率を低く並べた表に,今季のジャイアンツを組み入れたものです。
チーム守備率
 2005年から2021年までの17年間では合計102チーム分のデータがあるわけですが,その102のチームと今季のジャイアンツの守備率を比較すると,悪い方から15番目に位置します。
 公式の守備率は小数点以下4位まで算出して四捨五入するので,今季のジャイアンツの守備率は0.983なので公式記録としては14位タイとなります。四捨五入しない数字を見てみたのが一番右の列で,これで見ると15番目になります。
 今季のジャイアンツよりも悪い数値のチームを見ると,ジャイアンツは一度だけあり,2010年が悪かった年です。この年のエラー数の多い選手を見ると,サードの小笠原が15失策.942,セカンドの古城が6失策.956,ショートの坂本が21失策.970,ファーストのエドガーが8失策.973などです。その他のサブの選手も少ない守備機会にも関わらずエラーをしていたようです。この年のチームは79勝64敗と15の貯金を作りましたが3位に終わっています(1位は79勝62敗の中日)。
 今季エラー数の多い選手は,ショート坂本の7,サード岡本の4,ショート・セカンド廣岡の5あたりでしょうか。エラーが多いと投手はピッチングが苦しくなります。ただでさえ,今のジャイアンツは投手陣が弱いので,悪循環を招きます。てこ入れが必要な点だと思います。
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