昨日までの打率が.123(69打席)と全く結果を残せていない松原聖弥ですが,何がおかしくなってしまったのでしょうか。

 昨年は477打席で.274,OPS.756でしたが,今季は打率.123,OPS.331です。大きくダウンしています。昨年と変わった点で目を引くのは,BABIPの低下です。昨年は.329だったのですが,今季は.167しかありません。BABIPは.300前後に収束すると言われていますので,今季の松原は非常に運が悪いのは確かです。結果がすぐに出なかったことで,首脳陣の評価が下がり,出場機会が与えられず,運の悪いフェーズのまま来てしまった状況です。

 ただ,運の悪さだけではなく,気になる点もあります。それはゴロ率が高いのと,打球の当たりが弱い点です。GB%が昨年は47.9でしたが,今季は58.3に上がっています。また,Hard%が36.2から24.4に下がっています。今季の松原はゴロが多くなった上に,打球が弱くなっています。これはBABIPを下げた要因の一つかと思います。

 以上のとおり,運が非常に悪い上,打球傾向もそれに拍車をかける形になっているというのが今季の松原の状況のようです。もう少し出場機会がもらえれば好転する可能性は十分あると思います。ただ,一方で松原には一工夫してもらう必要もありそうです。
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