今季，ジャイアンツはアンドリースと単年年俸200万ドルで契約をしました。メジャー通算217試合28勝37敗8セーブ，防御率4.63の実績があるので，仕方がなかったのかもしれません。しかし，結果としては，ほぼ無駄なお金になってしまいました。NPBでは，ここまで1軍で5試合(18と2/3回)0勝2敗，防御率4.82で期待した先発ローテーション投手としては，活躍度は0以下のマイナスになってしまいました。

　ただ，2軍では10試合(44と1/3回)で5勝0敗，防御率2.03という成績を残しています。

　1軍の数値を見てみると，K-BB%が16.1と高いです。戸郷が14.6，菅野が13.3です。また，被打率が.350なのですが，DERが.574と異常に低値のため，打たれたのではなく運が悪かった可能性があります。さらに，HR/9も1.45と高いため，効率良く点を取られてしまった可能性もあります。そのため，防御率は4.82なのに対して，xFIPが3.10と低値に抑えられています。戸郷は3.57，菅野は3.61です。

　もしかすると，アンドリースはもう少し投げさせれば，運の揺り戻しで十分にローテーションで投げられる投手の可能性があります。ジャイアンツは来季の契約についてどのように判断するでしょうか。

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