今季のNPBは助っ人外国人が不作の年でした。その中ではポランコは当たりに位置します。しかし,来年も契約して,起用することが本当にチームのためになるのか,非常に微妙な成績なのが悩ましいところです。
原監督はポランコを積極的に起用したので,結局,チーム内では4番目の打席に立ちました。丸・岡本・吉川についで484打席で規定打席にも達しています。打率.240(100打席以上チーム内順位10位),本塁打24本(3位),打点58(4位)という成績です。wRC+は113で,大城と並んでチーム6位です。打撃だけならば,チームに貢献したと言えると思います。
ただ,問題なのは,守備です。UZR1000は▲13.2を記録し,100イニング以上守った24人中21位に位置します。加えて,これはポランコだけのせいではありませんが,丸が▲10.4(20位),ウォーカーが▲10.2(19位)なので,ジャイアンツの外野はおそらく12球団最弱の外野守備となってしまっているのが大問題です。この3人が揃った外野陣では投手陣はたまったものではないと思います。ただ,丸・ウォーカーを来年の構想から外すことは考えられないので,ポランコの価値はより減じざるを得ません。
WARで見てみても,ポランコは,バッティングのプラスを守備で相殺してしまい,0.4しかありません。出場機会が1/3程度の増田陸が0.5を記録していることからも,ポランコの価値は下がらざるを得ません。
私としては,ポランコはよく頑張ってくれたと思いますが,ライトでスタメン起用していてはチームの未来はないと思います。増田陸が外野守備もチャレンジするようなので,ライト増田陸を基本線として,ポランコの来季の契約はなしでよいと思います。もし契約するとしても,終盤での代打専門として使うべきだと思います。その場合は,年俸が見合わないものとなりますが・・・。

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コメント
コメント一覧
ただ梶谷、松原が計算できないので、ある程度ポランコ使わざるを得ないんですかね
廣岡、増田陸あたりを来年はライトで起用するでしょうか、気になります。
もちまるさん,こんにちは。
確かに梶谷・松原が計算できないのは痛いですね。廣岡も内野ではきつそうなので,外野であの打力が活かせたら良いですね。
通りすがりさん,こんにちは。
ウォーカーが不振に陥るリスクも確かにありますね。それを考えるとポランコはキープしておく必要があるでしょうか。キープの選手にあの年俸はちょっと高すぎる気もするので,悩みどころですね。
懐具合によりますが
保険として残しておくのが良いと思います。
他の選手も来年の結果はわかりませんし、助っ人ガチャも当るかわかりません。
外人は2年目から飛躍する場合も多いですし、
悪い言い方をすれば、シーズン中のパ・リーグ
相手の緊急トレードの切り札も面白いかもしれません。
まあポランコの条件と球団の懐事情次第ですかね?