2021年ドラフト5位の岡田悠希は，一軍の初出場が5月8日，初打席が5月15日と比較的早い一軍デビューを迎えました。オープン戦でも18回打席に立ち，首脳陣から実力を認められ，期待されていたようです。

　ただ，今季は打撃では目立った成績は残せなかったと言わざるを得ません。一軍では22回打席に立ちましたが，安打は単打がわずか2つでOPSが.231でした。力強さが足りないように見えましたが，打球速度にも表れていて，Hard%が岡田は21.4しかありません。丸，岡本といったレギュラークラスになると35を超えてくる数値です。まだまだ鍛える必要がありそうです。

　二軍では291の打席を与えられ，打率.226，長打率.395，出塁率.301，OPS.696でした。二軍でもまだ抜群というわけではありませんね。ただ，三軍ではわずか14打席ですが，OPS1.352と凄まじい結果を残していて，こちらはもう完全に卒業という位置づけでしょうか。

　Gは外野手の中堅が伸び悩み，主力の丸の年齢が心配な状況になっています。岡田の成長度合いがチームの浮沈を決める可能性があります。来季は一軍に定着する活躍を期待したいです。

●オープン戦

●一軍

●二軍

●三軍