2015年ドラフト3位の與那原大剛が戦力外となってしまいました。

●二軍投球成績
與那原大剛(二軍)2022

●三軍投球成績
與那原大剛(三軍)2022

 沖縄の普天間高校出身の投手でした。高校卒なので,2016年,2017年は二軍・三軍でそれほど登板は重ねていません。基礎固めの時期だったと思います。しかし,2017年の途中に肘のケガをして,良くならなかったために2018年にトミー・ジョン手術を受けました。そのため2018年は登板がありません。シーズンオフには育成契約になってしまいました。

 2019年8月に復帰登板をして,2020年から徐々に結果を出していきたいところでしたが,今度は,右肘の肉離れを起こしてしまったようです。三軍の登板だけで二軍の登板はありませんでした。

 2021年は二軍,三軍で投げましたが,二軍の成績は防御率7.65でした。まだ若いとはいえ,戦力外の可能性もあったと思いますが,チームは與那原に期待することがあったようで,2022年も育成契約ながら現役続行となりました。2022年は二軍で防御率2.12,三軍で防御率2.53と好成績を残しました。

 7月28日に「運命の分かれ道」という記事を書きました。上記のような好成績でしたが,コロナ禍で内野手が不足したため,勝俣翔貴が支配下登録され70人枠が埋まってしまいました。この時期は,ジャイアンツの中継ぎ陣の駒不足が顕著で,與那原も調子が良かったため,育成契約となって以降では與那原の支配下復帰の最大のチャンスだったと思います。しかし,コロナ禍というアクシデントに見舞われてしまいました。非常に残念に思います。7年間の在籍期間がありましたが,大きなケガで思うようにプレーできた期間は短かったと思います。一軍での登板を見てみたかったなと思います。
【追記】
 與那原はジャイアンツの球団職員となるようです。

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