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　ジャイアンツは，昨日(5/14)も西武に負けてしまい，今シーズン初の3連敗となってしまいました。ジャイアンツの調子が良いと言っても，阪神・中日との差はたった2.5ゲームしかなく，前半戦の正念場となっています。

　では，ジャイアンツはどうすればいいのでしょうか。

　ここで，5月に入って調子の落ちた原因を探ってみますと，第1の原因は先発投手陣の弱体化と思われます。5月に入ってから，先発投手が早い回で降りてしまう試合が多いです。ざっとあげてみますと，

４日　　上　原　　　４回　　　太ももの痛みで降板
５日　　野間口　　　４回　　　６失点ＫＯ
７日　　グローバー　４回　　　５失点ＫＯ
１１日　工　藤　　　３回　　　手のマメがつぶれて降板
１３日　グローバー　４回途中　５失点ＫＯ
１４日　野　口　　　３回　　　５失点ＫＯ

　といった具合です。きちんと先発の役割を果たせているのは，内海，パウエルだけです。
　この原因は，開幕時に予定していた先発投手がケガで３人抜けてしまっている(上原，ヒサノリ，桑田)ためです。

　すると，この３人が帰ってくるまでの間をどうにかする必要があります。その方策として考えられるのは，以下の三つかなと思います。

�ー禺蠅竜�用
　中継ぎ・抑えに必須ではない西村，酒井，鴨志田を先発で試してみるという手段がまず考えられます。ただ，正直これは成功するかどうかは神のみぞ知るといった感じです。

�⊆虍�力強化
　弱い先発投手陣を助けるために，良い守備でバックアップする必要があります。特に，膝のケガで思うように守れない二岡ともともと守備の巧くない小久保の三遊間はちょっと致命的です。パの本拠地の場合は，二岡もしくは小久保のどちらかをＤＨで起用して欲しいところです。

��エースと勝負はしない
　実はこれが一番現実的かつ確実な方法ではないかと思います。
　すなわち，今安心して試合を任せられる内海・パウエルの二人は，相手チームのエースが投げる試合を避けるというものです。相手チームのエースからはそうそう点の取れるものではありません。そんな試合で接戦を演じて落とすよりも，勝ちやすい試合を確実に勝った方がトータルとしては高い勝率を残せるのではないでしょうか。実際，西武との３連戦では，松坂に内海が競り負けてしまい，３連敗につながってしまいました。チームの調子の悪いときは，悪いなりに連敗を避ける工夫が必要だと思います。

　なんにせよ，今はじっと耐える時期で，連敗を避ける試合運び・起用をして欲しいところです。