昨日のドラフトでは吉川を1位で獲得しました。穴であるセカンドを埋めることができるのではないかとポジティブな意見が多いと思いますが,本当にジャイアンツの穴はセカンドであるのかを数値から考えてみたいと思います。手っ取り早いのはWARかと思いますので,まずはポジション別のWARを調べてみました(WARは「1.02 - Essence of Baseball | DELTA Inc.」のデータを使わせてもらっています)。
各選手のポジションはその選手が2016年に一番多く出場したポジションを割り当てています。先発出場と途中出場の重みは違うので,厳密な割当にはなっていませんが,だいたいその選手の本職と思われるポジションにはなっていると思います。

2016年のジャイアンツの野手のWAR総合計は16.5でした。
第1位のポジションはイメージ通り坂本の遊撃手です。その数値は9.6で全体の58%を占めてしまいます。第2位はずっと離れて村田のいる三塁手で2.2。第3位は中堅手の1.8です。これはちょっと以外でした。橋本のフィールディングがイメージ以上に貢献しています。第4位は長野の右翼手で1.4です。第5位は小林が頑張り捕手の1.0と続きます。
ワーストは,-0.3の左翼手です。ギャレットは頑張っていますが,大田・ガルシア・松本哲が足をひっぱっています。三人とも攻撃・守備のどちらも貢献できる数字ではありません。ブービーは二塁手の0.2です。クルーズがチーム第5位の1.3という数字を残していますが,その他の選手が足をひっぱっています。数だけはたくさんいますが,貢献できない選手ばかりのようです。
こうやって野手を見ていくと,セカンドの吉川を獲得したのは適確な補強だったと言えると思います。本当は左翼手がほしいですが,今年は即戦力の外野手は難しい年だったので,仕方がないでしょう。
ただ,これは野手だけを見たものですし,また,各選手の年齢を考慮していない,今年の数字だけを見たものです。数年先の見通しを考えるとまた別の評価になるかもしれません。それは,またの機会にしたいと思います。
なお,ポジション別WARを円の大きさで表し,ダイヤモンドに置いたのが次の画です(左翼手はマイナスですが,極小の点で表現しています。)。坂本の偉大さが際立つものになっています。ジャイアンツとファンは坂本を大事にして,感謝しなければいけませんね。

各選手のポジションはその選手が2016年に一番多く出場したポジションを割り当てています。先発出場と途中出場の重みは違うので,厳密な割当にはなっていませんが,だいたいその選手の本職と思われるポジションにはなっていると思います。

2016年のジャイアンツの野手のWAR総合計は16.5でした。
第1位のポジションはイメージ通り坂本の遊撃手です。その数値は9.6で全体の58%を占めてしまいます。第2位はずっと離れて村田のいる三塁手で2.2。第3位は中堅手の1.8です。これはちょっと以外でした。橋本のフィールディングがイメージ以上に貢献しています。第4位は長野の右翼手で1.4です。第5位は小林が頑張り捕手の1.0と続きます。
ワーストは,-0.3の左翼手です。ギャレットは頑張っていますが,大田・ガルシア・松本哲が足をひっぱっています。三人とも攻撃・守備のどちらも貢献できる数字ではありません。ブービーは二塁手の0.2です。クルーズがチーム第5位の1.3という数字を残していますが,その他の選手が足をひっぱっています。数だけはたくさんいますが,貢献できない選手ばかりのようです。
こうやって野手を見ていくと,セカンドの吉川を獲得したのは適確な補強だったと言えると思います。本当は左翼手がほしいですが,今年は即戦力の外野手は難しい年だったので,仕方がないでしょう。
ただ,これは野手だけを見たものですし,また,各選手の年齢を考慮していない,今年の数字だけを見たものです。数年先の見通しを考えるとまた別の評価になるかもしれません。それは,またの機会にしたいと思います。
なお,ポジション別WARを円の大きさで表し,ダイヤモンドに置いたのが次の画です(左翼手はマイナスですが,極小の点で表現しています。)。坂本の偉大さが際立つものになっています。ジャイアンツとファンは坂本を大事にして,感謝しなければいけませんね。

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