長野の人的補償による広島移籍は衝撃的でした。プロテクトリストがどういうものだったのかはわかりようがありませんが,長野がプロテクトされていなかったのは確かです。長野のジャイアンツ打撃陣における立ち位置を考えてみました。
 下の図では,横軸にOPSを,縦軸に年齢(2018年シーズン時点)を取ってみました。右上にいけばいくほど,価値の高い選手と考えられると思います。岡本・坂本は別格です。長野は,OPSだけで見れば,3番目のポジションにいますが,年齢を加味すると,重信や大城の集団と並んだような価値になってきます。この辺りは混戦模様です。
 しかも,長野の年齢になると今後はOPSも下がる傾向にあるでしょうから,来年以降は青の矢印の方向へ価値が下がっていく可能性が高いです。他方で,重信や大城の集団は昔の長野がいたであろうポジションへ移動する伸びしろがあります。現時点では,長野は高い価値のある選手です。しかし,将来のことを考えると微妙なラインにいたのは確かだと思います。この読みがどうなるか,ある意味来年のシーズンは楽しみです。長野にはジャイアンツの読みを裏切るような活躍をしてもらいたい気持ちもあるところです。
年齢とOPS