丸のFAと長野の移籍に関して,長野のジャイアンツ内での立ち位置を考える記事を書いてきました(OPS編WAR編)。

 今度は,セ・リーグの外野手をOPSと年齢でプロットしてみました。対象は外野手として150以上の打席に立った打者です。2018年は24人いました。横軸にOPS,縦軸に年齢を取っており,右上に近い選手ほど,価値が高い選手ということになります。

 丸と長野がチームを入れ替わる前の広島外野陣は壮観です(この図では既に入れ替えてあります)。鈴木誠・丸が文句の付けようのない位置にいて,若手の野間がいます。サブの松山も十分なポジションにいます。さすが3連覇するチームの外野陣という感じです。

 DeNAも素晴らしいです。筒香・ソトがスターで,若手の神里・桑原が台頭中という形です。この2チームは似通った形でした。

 中日・ヤクルトが甲乙付けがたく,ジャイアンツはこの2チームを更に一回り小さくしたような戦力でした。

 残念ながら,阪神の外野陣の乏しさが,図にしてみると露わになりました。力弱いという世間の評判を裏付ける図です。

 2019年はここに新人や新外国人が入ってくることになりますが,丸と長野が入れ替わった状況では,DeNAの外野陣がトップということになるでしょうか。ジャイアンツは丸が入って大きく強化されましたが,重信の覚醒か,ゲレーロ・陽岱鋼の再起がなければ,それほど強力な布陣とは言えないようです。

セ外野手(年齢とOPS)