大江竜聖が良いピッチングを続けています。中川皓太が骨折で戦列を離れていますが,その穴を埋める役割を果たしてくれています。

ただ,大江のK-BB%を見ると,それほど良くありません。今季10イニング以上投げたジャイアンツ投手の中では下から数えた方が早い順位に位置しています。BB%がやや悪い方なのに加え,奪三振率が非常に低いです。左のワンポイント的な使われ方が多い中,好成績を残しているので,奪三振が多いのかと思いきやそうではありません。ですので,防御率が1.90という好成績にもかかわらず,xFIPが4.88と悪い値です。
大江の好成績を支えているのは,被本塁打がないことと,被打率が低めに位置してることのようです。被打率は.212で,HR/9が0を維持しています。

打球傾向を見ると,Hard%が低めに抑えられ,Mid%も悪くありません。また,Pull%がチームで最も低くなっています。これは大江が一塁側から角度を付けて投げるフォームにしているため,打者が自分のスイングをしづらく,センター返しや押っつけたバッティングを強いられているからだと思います。打者本位の勝負にさせないことによって,被安打・被本塁打を抑えているようです。大江は昨年から大きくピッチングフォームを変えましたが,この変更が大きく効を奏したようです。昨年・今季と大江がブルペンにいたことでジャイアンツは非常に助けられています。チームの浮沈を左右するほどの存在になったと言えると思います。
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