泉圭輔もアダム・ウォーカーとのトレードでジャイアンツに来てくれました。
【一軍】
泉圭輔 20231201(一軍)
【二軍】
泉圭輔 20231201(二軍)
 一番多く投げたのは2020年の40登板,34と2/3回ですが,数値的に一番良かったのは2019年です。防御率はほぼ変わりませんが,tRAを見ると,2019年は2.62,2020年は3.75と1以上の差があります。2020年はK-BB%が6.3と2019年の12.5からずいぶん落ちてしまっていました。2023年は防御率16.88,tRA10.98と一軍で投げる機会がほとんどもらえずに終わってしまいました。
 2023年は二軍では46登板,47と1/3回を投げ,防御率は4.18ですが,tRAは2.93と好値を残しています。
 wFA/Cが2019年は1.76,2020年は1.59で良いときの泉の投球の軸は速球にあるようです。wFA/Cが2021年から0.89,-0.47,-3.68と下り坂になるのと同じくして成績が下がってしまっています。ただ,他方で速球の平均球速は2019年から146.3,148.0,148.9,150.4,148.5と落ちてはいません。球速は変わらないのに通用しなくなっているのが,打者の慣れによるものなのか,回転軸など泉の投球の精度の変化によるものなのか,この原因によって2024年の泉の活躍は変わる気がします。前者ならば,新しい打者と対戦することによって,良いリスタートをきれる可能性がありそうです。
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