対広島2回戦は3-2のサヨナラ勝ちでした。投手陣が粘り,打線もなんとか勝ち越し,全員野球で勝てました。

 7回に投げた中川皓太がまた点をとられてしまいました。今季8試合目の登板でしたが,点をとられたのはもう3回目です。防御率は9.00です。

 投球結果を見てみると,キャリア平均で19.8あるK%が13.8しかないので三振が奪えていません。ただ,Whiff%やSwStr%を見ると平年と大きな違いがありません。明確に悪いのはPutAway%でしょうか。昨年16.5%でしたが今季は10.3%しかなく3ストライク目が奪えていません。これが単なるゆらぎなのか,投球の質が落ちているからなのか,もう少し見てみないと分からないところです。

 明確に運が悪いのはHR/FBです。18.2%と高値でHR%も6.9と当然高値です。これらに引っ張られ,DERが.636,LOB%が55.6と低くなっています。本塁打をシーズン当初に2本浴びたゆらぎが表れています。

 BB%は3.4でキャリア平均が5.5なので悪くありません。

 本塁打を2本打たれたことが投球の質が落ちたことによる結果なのか,運悪く当たってしまったのか。この点の見方によって中川の評価は大きく変わる状況に思えます。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/9a6b422d5f14cc64d9d20c613965bbc0dab74642
この日、投手陣も8人がマウンドに上がり、まさに“全員野球”で勝利を掴んだ巨人。阿部監督は「そのままで。全員が頑張ったので、中継ぎが打たれましたけど、チームがまた救ってくれましたので、明日も登板してもらいましょう」と語りました。
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 阿部監督はこのように述べていたようです。キャッチャー視点から中川の投球の質はどのように見えているのでしょうか。
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