2年目の船迫ですが,昨年の投球イニングが30イニングだったため,今年もまだ新人王の資格があるそうです。今年はセ・リーグにずば抜けた成績を残している新人王資格者がいないため,船迫も新人王の候補に挙げられています。
昨年は防御率2.70,今季は1.71と良化していますが,昨年と比べると奪三振率が下がっているのが気にかかります。昨年はK%が28.0でK-BB%が21.2ですが,今季はK%が16.1,K-BB%10.5で大きく悪化してしまっています。そのためtRAも2.79から3.50に下落しています。
SwStr%が昨年13.5あったところ今季は8.5に落ちています。また,O-Swing%も32.8から24.5に下落しています。空振りが獲れなくなっているようです。船迫のような変則フォームの投手は,初見のときはフォーム由来の打ちにくさが大きく有利に働きますが,慣れられてくると投げているボールの質の比重が大きくなってきます。船迫が投げるボールの質をどこまで高められるか。これから大きな分岐点が待っているかと思います。

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