2020年のドラフト1位平内龍太が中継ぎでの登板を重ねています。9月19日までの成績ですが,28試合3に登板して31イニング防御率1.45の結果を残しています。2021年が14.40,2022年が4.32,2023年が3.95なので防御率は大きく良化しています。

 この良い防御率が実力どおりなのかxFIP,tRAと比較してみました。下記表は巨人のリリーフ登板10イニング以上の投手です。
平内龍太 20240919
 平内の防御率は14人中5番目にしますが,tRAでは11番目になってしまいます。3.60はあまり良い数字ではありません。防御率との差異を求めると2.15も離れていて,横川に次ぐ乖離幅です。LOB%が91.8%と非常に高いので,運良くランナーが本塁に帰ってきていない面があります。
 今の防御率はちょっと上振れしているようです。大勢のようにERAも低く,tRAも低い状態になってくれれば勝ちパターンへの組み込みも視野に入りますが,まだ時期尚早でしょうか。
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