スポーツ報知によれば甲斐拓也のFA戦線に参戦するようです。
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https://hochi.news/articles/20241113-OHT1T51182.html?page=1
【巨人】FA大山悠輔&甲斐拓也に5年以上提示か…獲得レース本格参戦へ
リーグを代表する4番と球界屈指の捕手のダブル獲りに向け、大型契約を用意する見込み。阪神は大山に今季年俸2億8000万円からの大幅増の4年契約、ソフトバンクは甲斐に4年最大12億円の契約を提示しているもよう。巨人はさらに長期の5年以上の複数年契約を準備するとみられる。
【巨人】FA大山悠輔&甲斐拓也に5年以上提示か…獲得レース本格参戦へ
リーグを代表する4番と球界屈指の捕手のダブル獲りに向け、大型契約を用意する見込み。阪神は大山に今季年俸2億8000万円からの大幅増の4年契約、ソフトバンクは甲斐に4年最大12億円の契約を提示しているもよう。巨人はさらに長期の5年以上の複数年契約を準備するとみられる。
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私は一般的なFA獲得には否定的ではありません。現制度を精一杯使ってチームを強くするのは当然のことだと思っています。ただ,甲斐獲得は違うのではないかなあと思います。
下記表は甲斐と大城・岸田・小林のWARを比較したものです。

甲斐が優秀な捕手であることがよく分かります。ただ,大城・岸田のいる巨人が,5年以上の複数年契約,しかも,年俸3億を出す価値があるかと言えば疑問符が付きます。甲斐は現在32歳で野手としてはWARが下がっていく状況です。捕手の衰え方は緩やかになると言われますが,それでも全盛期の2019年から2021年の状況は難しいのではないでしょうか。大城も31歳なので甲斐と同じ傾向でしょうが,岸田は28歳です。甲斐獲得によって得られる価値は些少なものに思えます。その価値に対し複数年+高年俸の資源を投じるのはちょっと無駄遣いではないでしょうか。
来年以降,坂本の出場が減る,岡本がサードへ回ることが増える,近いうちに岡本がメジャーへ行く,大城がファーストを守ることが増える,吉川が下り坂になる,岸田・山瀬・喜多・中山・門脇・泉口が伸びない。内野には主にこういうリスクがありますが,これを踏まえても,5年+3億の大型投資が見合うかと言うと私は微妙な気がします。梶谷とは違う失敗にならなければ良いですが・・・。

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