くふうハヤテへの派遣という珍しい取り扱いになっていた山田龍聖が巨人に戻ってくるそうです。6月30日までの予定でしたが,5月28日で派遣期間が終了とのことです。

山田龍聖の二軍成績は以下のとおりです。

今季は9試合45回ではありますが防御率1.79と好成績を残しています。昨年も防御率1.65ですので同水準の結果を残しているようです。ただ,気になるのはtRAが昨年の1.91から4.11と大きく悪化していることです。昨年はK%が30.5と高値だったのですが,今季は19.8と平均的な数字になってしまっています。このため,K-BB%も20.0から8.2に悪化しています。スイング中の空振り率も26.6%から17.9%に下がっており三振を奪う力が落ちているようです。
これらの数字の悪化はくふうハヤテに移り,ウエスタンの打者を相手にしているためでしょうか。イースタンの打者は三振率が18.3%(三振数2610,打席数14235)ですが,ウエスタンは16.8%(三振数1870,打席数11151)でウエスタンの方が三振の割合が少ないようです。ただ,10%も差があるわけではないので山田自身の要因の方が大きいでしょうか。
いずれにせよ,山田は2021年のドラフト2位,しかもJR東日本から即戦力で入団した投手ですので,今季中に支配下に戻って一軍である程度の活躍ができないと厳しいことになってしまいそうです。頑張ってほしいです。

にほんブログ村
コメント