戸郷がCSファーストステージ第2戦の先発に備えてフェニックスリーグで投げました。オリックス相手に3回,打者15人,球数56,被安打3,奪三振5,与四死球2,失点2,自責点1でした。それぞれの打者との対戦結果は,四球,中安,空三振,左飛,空三振/三失,見三振,三安,死球,左安,遊ゴロ,二ゴロ/三直,空三振,空三振でした。
打者15人で奪三振5は良い数字ですが,戸郷ぐらいの投手になるとフェニックスリーグで点を取られるのはとても心配です。昨季までの戸郷が今季に戻ってくると期待するのは難しいのではないでしょうか。
今季の戸郷は,奪三振数が減る一方与四球が増えており投球内容が悪いです。15%程度あったK-BB%が今季は8.2%しかありません。100球あたりPitchValueが全球種マイナスです(ストレート-0.70,スライダー-0.76,カットボール-14.90,カーブ-1.51,フォーク-1.04)。戸郷は過去,ストレート,スライダー,フォークはおおよそプラスを維持してきていました。球速と各球種の投球割合はそれほど変わっていないにもかかわらず,全球種のPitchValueがマイナスというのは,戸郷の構造的な何かが大きく変わってしまい,打者から打ちやすくなってしまっているのだと思います。それが何かを特定し,修正しない限り,今季のような悪い戸郷が続いてしまうでしょう。戸郷とジャイアンツの修正力が試されるところです。
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