二岡ヘッドコーチと駒田三軍監督の退任が発表されました。

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https://hochi.news/articles/20251014-OHT1T51226.html?page=1
【巨人】二岡智宏ヘッドコーチと駒田徳広３軍監督の退任を球団発表…来季の契約結ばないと通達

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　人事は一定程度の新陳代謝が必要なので二人の退任は普通の人事だと思いますが，意外だったのが二人との話し合いによる円満退団ではなく，「クビ」だったことです。二岡ヘッドコーチは「責任を負う形で球団から来季の契約を結ばないことを通達された。」ですし，駒田三軍監督は「この日もファーム施設のジャイアンツタウンスタジアムで普段通り３軍練習を指揮し、個別練習の特打まで指導していたが、その後に球団から来季の契約を結ばないことを通達された。」とのことです。

　今後気になるのは，駒田三軍監督が積み上げたことが，次の三軍監督にも引き継がれて，チームとしてステップアップしていけるのかということです。新しい人が駒田監督とは違うことをやって，目先を変えるだけでは，駒田三軍監督の4年間が無駄になってしまいます。

　喜瀬雅則『ソフトバンクホークス4軍制プロジェクトの正体』(光文社新書)によれば，この点，ソフトバンクホークスは「監督交代に伴う”ガラガラポン”を「止めなきゃいけない」」として城島CBOを置いて，「同じホークスとしての考え方」を維持・発展させる体制を取っているとのことでした。

　巨人もソフトバンクと同じことができているのか。同じようなことをやろうとしているのか。巨人は4軍まではありませんが，ソフトバンクの次に育成制度を活用しようとしています。しかし，それが単なる「数打ちゃ当たる方式」ではソフトバンクの後塵を拝するだけではなく，ドンドンとその差を広げられるばかりになってしまいます。

　駒田三軍監督の交代によって，巨人がどうなっていくのか。昔の球団のようにクビをすげ替えているだけでは困ってしまいます。