衝撃的なニュースがありました。吉川尚輝が両股関節唇の手術を受けたそうです。
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https://hochi.news/articles/20251027-OHT1T51227.html?page=1

巨人・吉川尚輝、来季へ股関節手術 WBC候補もプロ10年目シーズン優先
2025年10月28日 5時10分スポーツ報知
 巨人は27日、吉川尚輝内野手(30)が「両側関節鏡視下股関節唇形成術」を受けたと発表した。20日に右股関節、27日に左の同箇所の手術を受けた。退院後にG球場でリハビリを行う。全治は発表されていないが、来季の開幕は間に合う見通しとなっている。
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 報知新聞は来年に間に合わせるように今手術をしたと前向きな書き方をしていますが,選手生命に関わることだと思います。まずプレーができるようになるか分からないケガですし,戻ってきたときにも以前のようなハイパフォーマンスが発揮できるかがかなり不分明だと思います。悲しいですが,チーム編成上は来季から吉川尚輝がいないことを想定しなければならない事態かと思います。吉川尚輝はWARにして約3.0,最近は約4.0を残してくれる選手でした。チームにとってかなりの痛手です。岡本和真が抜ける上に,吉川尚輝が抜けるようなら,来季の巨人はチーム順位を下から数えないといけないかもしれません。

 巨人で股関節手術といえば杉内俊哉がまず頭に浮かびますが,2015年10月に右股関節の手術を受けてその後は公式戦での登板はないまま2018年に引退となってしまいました。

 打者ではアレックス・ロドリゲスが2009年3月に,アイク・デイビスが2015年8月に,ブラッド・ミラーが2018年8月に手術を受けています。ロドリゲスとミラーは復帰直後は結果を残しましたが,その後は成績が下降,デイビスはほとんど活躍できないまま引退となってしまいました。ケガをした年齢が通常は下降曲線を描く頃なのでケガだけの影響とは言えないかもしれませんが,年齢も含めるとケガ後の選手に大きな期待はできないのが現実に思えます。吉川尚輝も30歳になり,ケガが無くても後継者を探す時期に差し掛かっていましたので,巨人のセカンドのレギュラーは現状ではいなくなったと考えざるを得ないです。

 中山礼都はこのまま外野に固定した方が良いと思いますので,泉口,門脇,浦田,増田陸がセカンド候補でしょうか。石塚に内野のどこを守らせるのかという点もポイントになってくるかもしれません。
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